新規性
・申請技術は、高張力鋼(700N/mm²)を採用することで薄肉とし、重量を約25%軽量化しながら引張強度を約21%向上させた仮設足場用単管である。
・申請技術の最大曲げモーメントは11619kg・cmである。
期待される効果
・けた方向1.85mのスパン間に2本の足場用鋼管を渡して床材を乗せ、その中央に400kgの荷重がかかると想定し、足場1本にかかる荷重は200kgの時、従来技術の最大曲げモーメントは9,250kg.cmであり、申請技術の場合は11,619kg.cmであるので高い品質となる。
・申請技術は4mの単管7,200本を運搬するとき、運搬所要台数は6台必要で運搬所要台数を25%低減できる。輸送距離100kmで積載率100%の場合、軽油の単位発熱量は38.2で、排出係数0.0187であるため、二酸化炭素排出量は10トン車1台当り0.102tで、6台当り0.612tとなり従来より25%抑制できる。
・申請技術の単位質量は2.08kg/mで従来より約25%軽量化でき、作業員の負担が軽減する。
・申請技術の鋼管重量は、2,080kg/1,000mであり使用鋼材を25%削減できる。
適用条件
① 自然条件
・強風、降雨、降雪時には施工できない。
② 現場条件
・申請技術は足場の形状によるが概ね施工延長 x 幅約1.2m程度である
③ 技術提供可能地域
・日本全国技術提供可能
④ 関係法令等
・労働安全衛生規則 第572条