新規性
・「カルサプリ」と「リアクトライズ」の成分が反応し、コンクリート内部で珪酸カルシウム水和物(C-S-H)が生成することで、コンクリート改質効果が大きく向上する。
・2剤を散布するだけの簡単な施工である。施工後の散水も不要のため、作業性に優れる。
期待される効果
・2剤の成分の反応よりコンクリート中にC-S-Hが生成する。このことにより、透水抑制及び塩水浸透抑制に効果がある。
・BBコンクリート(高炉セメント)及びフライアッシュコンクリートに対しても効果がある。
・同様の理由から中性化抑制効果を高めることが期待される。
・溶脱による水酸化カルシウム分の低下や中性化の進行による炭酸カルシウムの生成により劣化、老朽化したコンクリート構造物へ適用が可能である。
・新設を含めた全てのコンクリート構造物へ劣化防止対策へ適用が可能である。
・無機系材料を使用しているため、有機系材料と比較すると燃焼性の面で安全である。
適用条件
① 自然条件
・施工面温度0~35℃の範囲内(好ましくは5~30℃)。常温、大気圧下で適用できる。
・雨天時でもコンクリート面(被塗布面)が濡れない場所であれば施工可能である。
・降雨中の散布は、薬剤成分が希釈されるために避ける。
・大雨、洪水、暴風雪等の気候条件下の施工は避ける。
② 現場条件
・滞水や流水のあるコンクリート面への施工は、薬剤成分が希釈されるため避ける。
・滞水や流水は無いが、湿潤状態のコンクリート面への施工は、薬剤成分が希釈しなければ可能である。
③ 技術提供可能地域
・技術提供地域については制限無し。
④ 関係法令等
・特になし。