表面ひずみ法によるPC桁の現有PC鋼材緊張力の推定技術

2024/07/22 更新

概要

本技術は、プレストレストコンクリート道路橋の橋軸直角方向のひび割れが生じた主桁を対象として、自動車走行時の主桁表面の圧縮側と引張側のひずみ、及びひびわれ開口幅を計測して、PC 鋼材の緊張力を推定する非破壊調査手法である。T 型あるいはI 型断面のポストテンション方式を対象とする。

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   点検支援技術性能カタログ

 ■技術番号:BR030040-V0123

 

 

   計測方法

 

表面ひずみ等の計測方法は、下記の⒜もしくは⒝のいずれかとする。

⒜  主桁の圧縮側と引張側のひずみゲージ2枚と、引張側のπ型変位計1台

⒝  主桁の圧縮側と引張側のFBG 式光ファイバセンサ2本と、引張側のひずみゲージ1枚

 

⒜ ひずみゲージとπ型変位計を用いた計測

 

⒝ 光ファイバとひずみゲージを用いた計測

 

 

   計測プロセス

 

1.圧縮・引張ひずみ・ひびわれ開口幅の計測

  ひずみゲージとπ型変位計との組合せ、あるいはFBG 式光ファイバセンサとひずみゲージとの組合

  せで自動車走行時の主桁の圧縮・引張ひずみ、ひびわれ開口幅の計測を行う。

 

2.計測断面のひずみ分布の算出・作用曲げモーメント算出

  圧縮と引張のひずみ、および計測断面の主桁の断面二次モーメントと弾性係数から、計測断面に発

  生している曲げモーメントを算出する。

 

3.引張鉄筋ひずみ推定

  ひびわれ開口幅から、引張鉄筋の平均ひずみを算出する。

 

4.ひびわれ開口曲げモーメント算出ステップ2の曲げモーメントと引張鉄筋のひずみの関係から、

  ひびわれ開口曲げモーメントを算出する。

 

5.PC 鋼材緊張力の推定

  ひびわれ開口曲げモーメントからPC鋼材緊張力を算出する。

 

 

   運動性能

 

 ELIOS 3はFlyability の耐衝突性フライトコントローラー(特許出願中)を基に設計されており、

複雑な環境下での使用に適している。特徴的なケージと独特な反転モーターを備えており、接触や

衝突をしても墜落せずに機体姿勢を回復できるドローンである。IP -44の認証は取得していないが、

保護等級に準拠した設計である。

 

 

   計測性能

 

1.低価格(汎用計測器を活用) ※実費は条件により変動

2.高推定精度を実証済

3.非破壊検査手法 ※橋軸直角方向のひび割れを利用

4.同一箇所で繰返して計測可能

5.緊張力の経年変化を監視可能

※ 本手法は、学校法人東京理科大学、高速道路総合技術研究所、飛島建設、東電設計との共同研究による開発技術である。

 

 

 

 

 

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
東電設計(株)
TEL
03-6372-5111
企業情報
公式サイト

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