新規性
・支保材構成を、H鋼の腹起しと切梁の組合せから、四面一体型支保工に変えた。
・支保工材質を、鋼製からアルミ製に変えた。
・支保工に、伸縮が容易なギア式ジャッキを内蔵させた。
・支保工の4隅を、専用連結ピンで容易に連結可能にした。
期待される効果
1.支保材構成を四面一体型支保工に変えたことにより、
・一度に支保工材を設置できるため、作業効率が向上する。
・地上からの固定が可能となるため、安全性が向上する。(土止め先行工法※)
・占用面積を縮小できる。
2.支保工材質をアルミ製に変えたことにより、軽量となるため、設置・撤去が容易となる。
3.支保工材に伸縮が容易なジャッキを内蔵させたことにより、矢板間に容易にセットできる。
※土止め先行工法とは、小規模な溝掘削作業(掘削深さ約1.5m~4m、掘削幅約3m以下)において、労働者が構内に立ち入る前に適切な土止め支保工等を先行して設置する工法(厚生労働省)
適用条件
① 自然条件
・特になし
② 現場条件
・製品保管スペースとして、1m×2~6m程度必要
・吊り下げ設置時には、作業スペースとして、2~6m×2~6m程度必要
③ 技術提供可能地域
・全国
④ 関係法令等
・厚生労働省「土止め先行工法に関するガイドラインの策定について」(2003年12月)