新規性
・仮設型枠を使用していたものを残存型枠とした。
・プレキャストコンクリート製の残存化粧型枠から金網を使用した残存化粧型枠とした。
・残存化粧型枠の金網自体は、意匠性のある凹凸をつけた。
・残存化粧型枠は、高耐食性の特殊金網及び鋼板を使用した。
期待される効果
・仮設型枠を残存型枠に変えることにより、脱型の必要がなくなり省力化が図れると共に、外国産木材を使用せず、産業廃棄物が排出されないので、環境負荷が低い。
・プレキャストコンクリートから、金網に変えることにより超軽量化(8.5kg/m2/枚)が図れ、作業性、安全性、省力化が向上し、コストメリットが図れた。
・金網部に意匠性のある凹凸をつけたことにより、コンクリート打設と同時に石積み状の出来型となり、景観が向上すると共に、表面が粗く、生物に優しい出来型となる。
・特殊形状の金網を使用することにより、コンクリート打設時に、必要以上にコンクリートが流出せず、余剰水や気泡のみが速やかに排出され、均一なコンクリートが打設でき、コンクリートの品質向上と共に、コンクリートと型枠の一体化が図れる。また、高耐食性(溶融亜鉛めっき)のある特殊金網、及び鋼板を使用することにより、防錆性に優れる。
適用条件
① 自然条件
・特になし。
② 現場条件
・人力施工が容易なため、人が作業できるスペースがあれば他に制限なし。
③ 技術提供可能地域
・特になし。
④ 関係法令等
・特になし。