ボンドKEEPメンテ工法VM-3

2022/12/19 更新
  • 施工制限のある施工(移動式足場上での作業)
  • 押抜き試験(変位30mm以上)

NETIS登録番号:SK-110012-VR(旧登録)

概要

柔軟型コンクリート片はく落防止工法

新規性

・従来では当該箇所をハツリ撤去後、モルタル等で断面復旧していたが、騒音やハツリ殻等の産業廃棄物発生の原因であるハツリ作業の必要をなくした。
・剥落防止の手段としては、軽量なビニロン製の連続繊維シートを採用し、樹脂で接着・固定することとした。
・連続繊維シートを接着・固定する樹脂は、柔軟な変性ポリウレア樹脂であり、施工後の躯体コンクリートのひび割れや変形に追従する。
・独自開発した変性ポリウレア樹脂により、施工可能温度領域を-5℃以上とし、通年で安定した性能を発揮する施工を実現した。

期待される効果

・ハツリ作業をなくすことにより、騒音による周辺環境への影響やハツリ殻等の産業廃棄物発生を大きく低減し、また重機等の使用も必要としない。
・ハツリ作業での重機等や結果として発生する重量物のコンクリートガラ等など、足場(移動式含む)等の仮設物に大きな負担をかけるため、その施工に際して足場構造の確認や施工範囲の制限を設けるなど、施工管理・安全管理に大きな影響を及ぼしていたが、ビニロン製連続繊維シート貼付工法は軽量なシートを樹脂で接着・固定するため足場等の仮設物へのそれら負担を大きく軽減できる。
・連続繊維シートを接着・固定に柔軟な樹脂を採用することにより、施工後の下地コンクリートのひび割れや変形にも追従し、高い耐久性を示し、LCC改善(長寿命化)が図れる。
・施工可能温度領域が-5℃以上になったことにより、季節毎に材料を変更することなく、通年で同一材料による施工が可能となる。
・施工可能温度領域が広くなることにより、現場の施工管理条件の負荷を下げるともに、施工されたはく落防止層の品質の安定化が図れる。

適用条件

① 自然条件
・気温:-5℃以上、40℃以下、湿度:85%以下。
・施工面に降雨の影響のないこと。
・施工面に漏水等がないこと。
・施工面に結露がなく、コンクリート面の含水率は5%以下。
・施工面に強風・突風の影響がないこと。
② 現場条件
・足場(吊、枠組)上の施工。
・機械足場(高所作業車)上の施工。
・作業員が十分に接近でき、かつ必要な作業スペースが確保できる場所(資材置き場等含む)。
・火気・換気・感電等の安全対策が十分に施された場所。
・コンクリート下地が十分な強度を有する、または適切な補修が施された箇所。
③ 技術提供可能地域
・日本国内:制限なし。
④ 関係法令等
・労働基準法
・労働安全衛生法
・消防法 等

使用する機械・工具

  • エアブロー
  • 高圧洗浄機
  • コテ
  • ディスクサンダー
  • ヘラ
  • ローラー

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
コニシ(株)
TEL
06-6228-2811
企業情報
公式サイト

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