イースターマット(自然侵入促進型植生マット)

2024/02/29 更新
  • L-1型
  • M-2型

NETIS登録番号:CB-050059-VE(旧登録)

概要

周辺に自生する植物の自然侵入で緑化を行う植生マット。外部から植物材料(種子や苗木等)を持ち込まずに周辺自生種を活用した植物群落を形成するため、生物多様性に配慮した緑化を行うことができる。自然公園内や希少種が生息する地域で有効。

新規性

・全面敷設されたマットの効果により、法面保護機能を維持しながら自然侵入促進工を行える
・特殊なマット構造によって形成される平場部が「簡易な編柵工」として機能するので、飛来種子を効率的に捕捉することができる
・飛来種子だけでなく、地山に残存する種子や根系の発芽・生育も可能
・法面の制約上、緑化被覆に要する時間を短縮したい場合には、播種工と併用することにより初期の緑量を維持しながら自然侵入促進工を行うことができる

期待される効果

・のり面をマットによって全面被覆することで雨滴から地山を守り、また侵食防止シートの長繊維と土壌安定剤によってさらなる地山の土砂移動防止を図る
・外来生物法や生物多様性国家戦略などの緑化分野が抱える問題の解決策として有効である
・マットに充填する生育基盤量の調整により適用範囲が広く、土砂のり面から軟岩のり面まで適用可能である

適用条件

① 自然条件
・周辺に森林等の種子供給源があり、そこに自生する植物の侵入・定着を期待できる場所での採用が原則
・種子の供給量が少なく、自然侵入促進工だけでは緑化被覆に時間がかかると推測される場合には、播種工との併用(緑化用植物の部分播種等)を検討するのが望ましい
② 現場条件
・緑化工の適用が可能な法面・斜面
③ 技術提供可能地域
・日本全国
④ 関係法令等
・生物多様性国家戦略
・特定外来生物法
・生物多様性基本法
   特 徴

 

1.植生誘導に適した構造

  マットを構成する半開式袋体ネットは、開口部で飛来種子を捕え、密部で生育基盤材を

  保持する平場を構成することにより、飛来種子や残存種子などが定着し易い環境を作

  る。

 

2.侵食防止機能

  のり面をマットによって全面被覆することで雨滴から地山を守り、また侵食防止シート

  の長繊維と土壌安定剤とによって、更なる地山の土砂移動防止を図る。

 

3.外来生物法や生物多様性国家戦略などの緑化分野が抱える問題の解決策として有効であ

  る。

 

4.広い適用範囲

  マットに充填する生育基盤量の調整により、適用範囲が広く、土砂のり面から軟岩のり

  面まで適用可能である。

 

 

 

 

建技審証第1008号

 

 

 

 

施工時

 

イースターマットをのり面に施工すると、のり面の土砂流失防止効果が発揮される。

一雨後

 

植生袋の外袋が溶けてのり面に平場が構成される。

施工後

 

飛来種子が平場に定着する。

 

 

 

 


 

施工事例・施工実績

施工手順

カタログ

カタログPDF

会社情報

会社名
日新産業(株)
TEL
058-247-7529
企業情報
公式サイト

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