パッチシールクロスによる漏水対策工法

2020/06/19 更新
  • シリコーン粘着シート【製品名:パッチシールクロス】
  • シリコーン接着テープ【製品名:シンエツパッチテープ】
  • 導水パイプ
  • L字ジョイント

NETIS登録番号:TH-190004-A

概要

シリコーン粘着シートと導水パイプを使用したボックスカルバート内側目地の止水技術

新規性

・従来技術は、金属と塩ビを組み合わせた樋を金属ボルトで固定設置する工法であったが、本技術は、パッチシールクロスの貼付と導水パイプを組み合わせた工法に代えた。
・パッチシールクロスは、基材層・粘着層を共にシリコーン樹脂とした。

期待される効果

・削孔・穿孔といった作業が必要ないため、工期の短縮ができる。
・工期の短縮により、労務費、機械費が大幅に削減できる。
・天井部における施工箇所の施工資材突出部が従来の約60mmから約2mmに薄くできるので、通行車両と施工箇所との接触破損を低減できる。
・従来技術は、塩ビ製樋の破損による破片で自転車のパンクや歩行者の怪我といった二次災害が懸念されるが、本技術は、柔軟なシリコーン製シートであり、破損時に鋭利な破片が出ないため安全性が高い。
・パッチシールクロスは防火性があり、延焼拡大しないため、ボックスカルバート利用者の安全も確保される。
・パッチシールクロスは透明性があり、内部の滞水やコンクリート面の目視確認ができるため、維持管理が容易となる。
・安定して止水が出来るため、寒冷地での使用でも漏水が氷柱にならない。
・施工時に削孔・穿孔といった作業がないため、上向きに電動工具を使用することがなく、作業員の安全性が確保される。
 また、延焼拡大しないため、施工後の利用者の安全も確保される。
・施工現場にて、ハサミ・カッター等で簡単に切断できるため、施工性が向上する。

適用条件

① 自然条件
・被着面を清掃・乾燥できる気象条件であれば施工が可能。
・氷点下の気温でも施工が可能。
② 現場条件
・高所作業車と準備資材置き場に3m×10m=30mのスペースが必要。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・特になし。

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
信越化学工業(株)
TEL
03-6812-2340
企業情報
公式サイト

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