海難救援システム「レスキューZ」

2019/08/13 更新

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NETIS登録番号：KKK-180004-A

概要

海洋・港湾工事において、小電力微弱電波通信により、作業員等の位置管理及び海中転落時の捜索を支援するシステム

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製品概要

新規性

・工事船舶の船員による見張りから、親局・中継局・子局で構成される小電力微弱電波通信を用いた自動監視に変えた。
・作業員が携帯する子局が、事前に設定した安全圏から外れた場合や海中転落により子機が着水して通電した場合は、即時に対象者の氏名・位置情報を現場管理事務所へ通報する。
・事前に設定する安全圏は、船舶の動き・向きに合わせて移動させることができる。

期待される効果

・親局・中継局・子局で構成される小電力微弱電波通信を用いた自動監視に変えたことにより、広範囲な情報共有が可能となる。
・工事船舶等の現場から離れた現場事務所において、全作業者の位置をリアルタイムで把握するとともに、事前に設定した安全圏から作業員が外れた場合は即時に自動通報することにより、対象の作業員へ適切に注意喚起をすることができ、安全性が向上する。
・作業員の海中転落時において、即時に対象者の氏名及び位置情報を現場管理事務所へ通報することにより、対象者の捜索及び救助活動を遅滞なく実施できるため、安全性が向上する。
・事前に設定する安全圏を、船舶に設置されている高精度GPSから入力される緯度・経度・方角の情報をもとに移動させることができることにより、移動する船上にいる作業者についても安全監視を行うことができる。

適用条件

① 自然条件
・作業できる気象海象条件（例えば、波浪1.0m未満）であること
※高波浪時には、海面が高低差が生じるため、GPS衛星からの測位電波の乱反射によりGPS計測の結果が不安定になりやすいため、また、中継局との通信が波やしぶきの影響で安定的に行いにくくなるため
② 現場条件
・小電力微弱電波通信可能範囲であること
・電波を遮断するような障害物がある場合（大きな建物や自然物が存在し、見通せない場合）は、死角が生じないように中継局を複数配置することで通信を行うことが可能
③ 技術提供可能地域
・全国
④ 関係法令等
・特になし