コンクリート型枠ジョイント止水テープ

2024/08/29 更新
  • 製品の概要と目地部の欠陥例
  • 効果の確認とハンチ部の例

NETIS登録番号:TH-140011-VE

概要

型枠と型枠の目地部で隙間が有った場合、コンクリート打設時に漏れようとするノロから水分のみを吸収し、ゲル化することによってその漏れを防止する技術。

新規性

吸水性高分子樹脂を含んだ層を薄く均一にコーティングする技術により、コンクリート型枠の目地部の隙間から漏れ出ようとするノロから水を選択的に吸収してゲル化するテープを開発した。

期待される効果

コンクリート型枠ジョイント止水テープ2237では隙間約3mmまで、2237CRでは隙間約5mmまで塞ぐことが可能。 また隙間の変化にも追従性があり、例えば上下で隙間の幅が異なるような状況下ではスポンジができず漏れが発生するが、本テープだと対応が可能となる。
1)品質の向上
これまでは、目地部の隙間を全て遮るように隙間より厚くて変形するすきま(スポンジ)テープを挟み込む方法や隙間にコーキング剤を充填する方法がとられていたが、すきまテープはノロのセメント成分も吸収することがあり、コンクリート表面に固着してしまうことや隙間の大きさによってスポンジの厚さを変える必要があった。また、コーキング剤の充填は、作業がやり辛く脱枠後は、都度除去作業が必要な場合があった。
現場ヒアリングにて集めた情報から、これまで約9割の確率で発生していた型枠目地部からのノロ漏れを大きく抑制することができるため、目地部の施工品質の向上と安定が期待できる。
2)省力化
ノロ漏れによるバリや砂すじの発生を低減でき、バリの除去や砂すじ補修作業の削減が期待できる。
型枠に固着したコンクリートの除去やコンクリート表面に残ったスポンジの除去作業の低減が期待できる。

適用条件

① 自然条件
・本テープ貼り付け作業時の気温が0℃以上であること。
・雨天時は、吸水剤が反応してしまうために作業を控えること。
② 現場条件
・貼り付け面が埃付着や水ぬれ等で粘着しない状態でないこと。
③ 技術提供可能地域
・制限なし
④ 関係法令等
・特になし

施工事例・施工実績

工事採用実績

8件
0件
2件

施工手順

会社情報

会社名
スリーエムジャパン(株)
TEL
03-6409-3800
企業情報
公式サイト

このカテゴリーでよく見られている工法