eQ ドクターT

2024/01/30 更新
  • トンネル覆工表面撮影車両「eQ ドクターT」 (幅2.2m 高さ3.7m 長さ6.7m)※撮影時

概要

ラインセンサカメラの搭載により、時速100㎞の高速走行においてもトンネル覆工表面を鮮明に撮影可能。撮影用ライトは肉眼では見えない近赤外線LED 照明を利用することにより一般車の脇見運転を防止し安全走行にも配慮。

 

   点検支援技術性能カタログ

 ■技術番号:TN010024-V0023

 

 

 

   計測方法

・主な計測機器:ラインセンサ赤外線カメラ

 (画像分解能:撮影走行速度に関係なく0.5×0.5㎜/画素)、近赤外線LED 照明。

・走行型(撮影走行速度は時速5㎞~100㎞対応)

・計測タイミング:定期点検時(新設時の初回、1回/5年)の状態把握。

・計測結果の活用:撮影画像のAI 画像処理によりひび割れ幅0.2㎜以上を自動抽出し、

 ひび割れの位置、幅、長さの計測データよりひび割れ展開図を作成。

 

 

 

   技術区分

対象部位:覆工の横断目地/覆工の水平打継ぎ目/覆工天端/その他覆工面/内装版/吸音板/

天井版/照明/ケーブル類/警報表示版/標識/ジェットファン/その他附属物/

はく落防止対策工/漏水対策工/その他補修箇所

変状の種類:本体工における圧ざ/ひび割れ/うき/はく離/漏水等による変状

物理原理:画像/2DLider 点群データ

 

 

 

   試験実施(R5.1.12)(一部抜粋)

実施場所:国土技術政策総合研究所 実大トンネル実験施設

試験で確認するカタログ項目: 計測精度(最小ひび割れ幅)

 

⑴ 試験方法(手順)
 ①トンネル覆工表面撮影車により、80㎞/h で走行撮影
 ②撮影画像を合成し、スパンごとの覆工画像を作成
 ③ ソフトウェアでひび割れ幅を計測し、検出結果としてとりまとめ
 ④検出結果を評価
   計測結果と真値の誤差(㎜)の二乗平均平方根を計測誤差として算出。

  ※真値は立会者が計測したもの

 

  機器による撮影状況
  ※撮影時トンネル照明消灯

 

  模擬ひび割れ供試体設置状況(全景)

 

⑵ 試験結果と真値との比較(検出結果を評価)

 (計測精度等)

 ひび割れ幅の最小単位 :0.1㎜(0.1㎜のひび割れを画像 で視認できる)

 ひび割れ幅の計測誤差 :0.27㎜(全78供試体を対象)

 (覆工表面が煤で汚れた状態のひび割れ)
 計測値は下表のとおり

 

 

 

 

 

 

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
西日本高速道路エンジニアリング九州(株)
TEL
092-771-1414
企業情報
公式サイト

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