光ファイバ変位計測システム(DIMRO)

2021/02/09 更新
  • DIMROシステム概要図

NETIS登録番号:KT-140113-A(旧登録)

概要

二次元変位分布(変形)を高精度で自動計測するシステム

新規性

・変位の測定原理を、センサ(電気式変位計、測量機器など)と測定対象物の距離の変化と捉える考え方から、測定対象物の変位に伴うセンサのひずみの変化から理論的に算出する考え方に変更した。
・従来技術の電気式計測を光ファイバ式計測に変更した。

期待される効果

・測定の原理を変更したことで、連結されたDIMROセンサの端部のみを影響圏外側(不動点)に固定することにより計測対象物全体の絶対変位の計測が可能となり、従来技術のようにすべての計測点のセンサに対して不動点を確保する必要がなくなった。
・光ファイバ式計測としたことで、外径φ60mmとコンパクトなセンサで高密度なひずみ測定(1mに4点)が可能となり、高精度な変位計測(誤差は実変位量の10%以内)ができるようになった。
・光ファイバ計測としたことで、最大200mの計測区間の変位計測を、センサへの電源供給をすることなくできるようになった。
・以上のDIMROセンサのメリットにより、広い範囲をリアルタイムに動態監視(影響計測、情報化施工)するシステムが簡便に構築できるので、周辺影響が懸念される工事における安全性、品質の向上および省力化が図れる。

適用条件

① 自然条件
・センサ設置場所の気温:-20℃~70℃。
・光測定器、監視PCの設置場所の気温:0℃~50℃、湿度0~80%、非結露。
② 現場条件
・長さ5m、φ60mmのDIMROセンサを人力運搬できること。
・計測機器等の設置場所として、一般的な事務所の空調状態で、1m×1m(1m2)程度の面積を確保できること。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・特になし。

使用する機械・工具

  • DIMROセンサ
  • 光測定器
  • 光伝送ケーブル

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
NTTインフラネット(株)
TEL
03-6381-6445
企業情報
公式サイト

このカテゴリーでよく見られている工法