新規性
・測量や現地踏査をPC上で行うように変えた。
・測量図面作成を、計測点間の結合による図化から、点群の輪郭線を半自動で作図することに変えた。
・現地計測作業を、測量機器を移設しながらの計測からMMS車両走行計測に変えた。
・従来の測量では計測しない、様々な施設(照明や標識、架空線等)も計測することに変えた。
期待される効果
・測量や現地踏査をPC上で行うように変えたことにより、作業時間を削減できるので経済性が向上する。
・測量図面作成を、点群の輪郭線を半自動で作図することに変えたことにより、図面作成を省力化できるので経済性が向上する。
・現地計測作業をMMS車両走行計測に変えたことにより、ほとんどの現地作業を車内作業とすることができるので安全性が向上し、現場計測時間も削減できるので工程も向上する。また、交通規制も不要にできるので、周辺環境への影響も向上する。
・様々な施設(照明や標識、架空線等)も計測することに変えたことにより、施工時の支障物の有無や離隔等を確認できるので施工性が向上する。
適用条件
①自然条件
・構造物表面が湿潤していないこと。
・降雨や雪等の悪天候時には計測困難。
・港湾や河川等の水面は計測不可。
・夜間計測や暗所計測の場合、構造物の全方位動画や点群に反映する色の取得が困難。
②現場条件
・対象構造物付近をMMS車両(普通車、寸法:長さ481×幅191×高さ262cm)が通行可能であること。
・車上から計測できないレーザーの届かない構造物背面等の死角は、別途、固定式レーザースキャナーで補完計測が可能。
③技術提供可能地域
技術提供可能地域については制限なし。
④関係法令等
特になし。