ケーシング式土留工による磁気異常点の確認探査法

2024/08/30 更新
  • 磁気異常点確認作業
  • ケーシング接合部

NETIS登録番号:OK-230002-A

概要

1.埋没された不発弾等の異常点確認は、磁気探査(鉛直)業務により確認探査を行うが、開削土工事が困難な現場における土留め掘削技術。
2.鋼製ケーシングで磁気反応が出ると異常点の探査が困難となる為、一部ステンレスケーシングを使用し、探査を容易にする技術。
3.土留め掘削範囲を最小限度に抑える為、直径2000mmのケーシングを地中に圧入し、内部を掘削する技術。

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新規性

1.土留めに使用するケーシング材質をステンレス鋼とする事で、磁気反応を抑え、探査を容易にした。
2.磁気異常埋設物確認で、掘削範囲を最小限度に抑える為、直径2000mmのケーシング内を掘削する技術。
3.ケーシングの接合方法として、連結部に複数の切込み、ほぞを形成し、ボルト及びコッターにより接続する事により、連結時間を大幅に解消した。

期待される効果

・磁気センサーを使用し異常物の探査を行う場合、土留めケーシングにステンレス鋼を使用し磁気反応を抑えることで、異常点の特定が容易になる。
・磁気探査業務において、磁気異常点の反応が明確になることで確認探査が安全且つ迅速に行う事が出来る。
・鋼製ケーシングを使用し土中の異常点を探査する際、深度が一定しているとは限らない。多様な場合に対応する為、分割しているケーシングを接合し深さを調整するが、その際接合部を溶接すると時間がかかる。又、撤去時は切断する事でケーシングの転用が難しくなり費用が掛かる。本技術は接合箇所を切込み・ほぞ構造にする事でボルト・コッターで接続する事で転用が可能になり、更に工期短縮、経済性が向上する。

適用条件

①自然条件
・掘削地盤で湧水が多量の場合は、別途水替え工や、止水目的で薬液注入工等の補助工法が必要となる
・海岸及び河川護岸付近での掘削で、湧水(海水)の流入が多量の場合、磁気探査業で水中探査業務が必要となる
・掘削地盤が岩層やコンクリート構造物等がある場合は、別途人力斫り作業が必要となる
②現場条件
機械設置スペース:2.8m×8.7m
作業スペース:8m×10m
上空制限:9.35m
③技術提供可能地域
制限なし
④関連法令等
特になし

施工事例・施工実績

工事採用実績

21件
75件
1件

施工手順

会社情報

会社名
(株)豊神建設
TEL
098-850-5630
企業情報
公式サイト

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