新規性
・路面状態計は単体で路面状態を判別する。気温、路面温度は必要ない。
・小型軽量化した。路面状態計は約3.7kg、路面状態モジュールは約3.0kg。
・斜め照射式で設置角度も大きくなった。設置角度は30°~85°(水平線からの角度)。
・路面状態判別が6判別(OP追加で7判別)と多くなり、また膜厚3種(水、氷、雪の存在比を膜厚換算)、摩擦係数も出力することができ多機能化した。
・センサーと変換器は隔測可能になり、隔測距離は1.2kmまで可能。
・変換部(路面状態モジュール)はモジュールタイプとなり、各種出力モジュール、他気象モジュールとの組み合わせが容易になり拡張性がアップした。
期待される効果
・単体での測定が可能になったことにより、機器費、設置費を含めて全体費用の削減が期待できる。
・小型軽量化により、既設情報板支柱等への共架が可能になるなど、工数含む設置費用及び保守費用の削減が期待できる。
・斜め照射式で設置角度が大きくなったことにより、設置時に道路への張り出しがなくなる。
・測定項目の多機能化で、よりきめの細かい道路管理支援への活用、また、摩擦係数他の出力で路面の滑りやすさの数値化が可能となったので、安全運転支援への活用も期待できる。
・隔測可能になったことにより、観測場所と監視場所が離れていても設置が可能となるなど、設置場所及び設置条件を緩和する。
・拡張性がアップしたことにより、既設道路気象観測装置への増設、路面状態観測システムへの他観測要素の増設など、道路観測網の有効活用が期待できる。
適用条件
① 自然条件
・路面状態計:-40℃~+60℃ 0%r.h~100%r.h。
・路面状態モジュール:-10℃~+50℃ 90%r.h以下。
② 現場条件
・センサーとモジュールの隔測距離は1.2km以内。
・設置角度は30°~80°(水平線からの角度)。
・距離は2m~15m。
③ 技術提供可能地域
・日本国内全域。
④ 関係法令等
・特になし。