景観配慮型特殊堤「シーウォール」

2024/05/28 更新
  • シーウォール外観
  • イメージ図(左:従来技術、右:新技術)

NETIS登録番号:KK-220008-A

概要

・河川周辺地域における特殊堤において、アクリル板と枠の一体構造の土木資材を用いることで、津波等増水時の浸水を防ぎ、防災と景観維持の両立を可能とした製品である。
・仕組み、原理
アクリル板は拘束部材を伴った金枠で拘束し、枠一体構造となった本製品を堤体の上部工に据え付ける。そして、本製品同士を突き合わせて目地部に特殊コーキングを用いることで連続した透明な特殊堤を構築できる。
・材料、施工方法
主要部材には、アクリル板を始めとして耐食性めっき鋼板、水族館水槽でも利用実績のある特殊コーキングを採用。
枠一体構造となった本製品を堤体側に据え付けるだけで良い。

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新規性

・アクリル板は支柱を使わずに連続して配置することが可能。
・全て脱着可能な部材となっており、施工・メンテナンス性に優れている。
・特殊コーキングは、水族館水槽での利用実績が多々あるものを採用しており、大きな荷重に対しても粘り強く耐えられる。

期待される効果

・津波や台風時に直接、河川の状況を把握することが出来るので、逃げ遅れた人の早期発見や津波接近の確認と、いち早い退避行動が取りやすい。
・景観を損なうことなく嵩上げすることが出来る。支柱を必要としない連結方式の為、非常に綺麗な仕上がりとなり、景観を重視する観光地でも安全性を確保できる。
・製品は一体構造のため、取付施工が容易にでき、熟練工を必要としない。
・落書きや経年劣化によるアクリルパネルの損傷の際に、アクリルパネルの補修、交換が可能。

適用条件

①自然条件
・施工時…吊り込み等に障害のない天候及び気温である必要があります。
・設置後…特にありません
②現場条件
製品の搬入スペースと据え付け時の安全を確保する必要があります。
③技術提供可能地域
日本全国技術提供可能
④関係法令等
特になし

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
景観技術(株)
TEL
078-222-4106
企業情報
公式サイト

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