新規性
・据付管理方法を、トランシット、レベル、テープ等による手測量からTSあるいはGPSを用いた自動測量に変えた。
・据付位置が護岸から500m以上離れている等、TSが利用できない場合、GPSあるいはTS+GPS併用により自動測量を行うことができる。
・据付構造物にGPSが設置できない、設置できても吊り金物の影響で受信できない場合、TSにより自動測量を行うことができる。
期待される効果
・TSあるいはGPSを用いた自動測量に変えたことにより、函体の3次元、2次元位置を作業指揮者がモニタ上で数値的かつリアルタイムに把握できるため、据付精度の向上と安全性の確保を図れる。
・対象構造物(ケーソン、沈埋函、杭等)、管理項目(3次元、2次元)、現場状況(護岸からの距離、GPS受信状況)に応じて、最適なシステム構成を選定することができる。
適用条件
① 自然条件
・作業できる気象海象条件であること
例)波浪0.6m未満、風速10m/sec未満 出展:積算ハンドブック 港湾工事の積算
② 現場条件
(TSの場合)
・TSをターゲットプリズムから500m以内に設置できること
・TSとターゲットプリズムの視通を確保できること
(GPSの場合)
・常時衛星補足状態であること
③ 技術提供可能地域
・日本全国技術提供可能
④ 関係法令等
・特になし