法面モルタル補強用ビニロン<クラテック®>RFD400H×18

2024/11/12 更新
  • 新技術による吹付モルタル中の繊維の分散状態

NETIS登録番号:CG-230017-A

概要

法面吹付モルタルの補強繊維として用いられるビニロン繊維に関する技術。
法面吹付モルタル製造時の攪拌混合による短繊維同士の交絡を防ぐため、バインダーにより集束させ分散時間を均一にした短繊維とすることで、交絡の発生を遅延させ分散性が均一・向上し、ラス金網敷設を省いても耐久性の高いモルタル吹付工とした。

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新規性

・曲げ強度・曲げ靭性の向上により、ラス金網敷設の省略が可能
・補強繊維の分散が均一・向上することによる、吹付工の作業性や耐久性の改善

期待される効果

・ビニロン補強によるモルタルの曲げ靭性の向上
・ビニロンの分散改良による歩留まり低下の抑制と吹付施工性向上
・ビニロン補強による凍結融解等に対する耐久性の向上と乾燥収縮ひび割れの低減による剥離・剥落の抑制
・ラス金網敷設工の省略による危険作業の削減と工期の短縮
・ラス金網の経年劣化による錆汁発生が無く美観を維持

適用条件

① 自然条件
1)降雨、強風時は避ける。
2)降雪等寒冷期に凍上懸念のある場合は避ける。
3)安定勾配の確保できる土軟硬岩区分における硬岩から土砂法面に適用し、落石の発生や表層の部分的な滑落の恐れがない。

② 現場条件
1)安定勾配の確保できる硬岩から土砂法面
*土砂法面でモルタル吹付を行う場合、状態が良い場合吹付厚さ10cmにて施工を行う。
2)従来技術と同様の吹付プラントヤード(幅4m×延長50m=200m2程度)
*アジテータ車によりモルタルを現場へ搬送する場合、吹付装置へモルタルを排出できる場所と繊維投入のための足場を準備する。

③ 技術提供可能地域
制限なし

④ 関連法令等
特になし

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
(株)クラレ
TEL
03-6701-1373
企業情報
公式サイト

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