新規性
表層劣化した吹付モルタルの保護方法を吹付のり面取り壊し工+モルタル吹付工からケイ酸塩系表面含浸材による表面改質に変えた。
期待される効果
ケイ酸塩系含浸材による表面改質に変えたことにより、以下の効果が期待できる。
・既設構造物の撤去を縮減するため、撤去作業費、運搬費、産業廃棄物処理費を圧縮し、経済性の向上が図れる。
・新設のモルタルよりも透水性、塩化物イオンの浸透、中性化の進行を抑制し、表面劣化に対する耐久性の向上が図れる。
・既設構造物の撤去を縮減し、コンクリート殻の発生を少なくするため、地球環境への影響抑制が図れる。
・既設構造物の撤去を縮減し、撤去作業、運搬を少なくするため工程の短縮が図れる。
・日当たりの施工面積が増加するため、省力化により施工性の向上が図れる。
適用条件
① 自然条件
・降雨時の塗布は避ける。
② 現場条件
・塗布面積100m2(高さ10m×延長10m)あたりの施工スペースは20~50m2(延長10m×対象物からの幅2m~5m)程度とする。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・化審法(化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律): 既存化学物質(1-508)、昭和48年10月16日法律第117号、最終改正:平成26年6月13日法律第69号
(e-Govウェブサイト(http://www.e-gov.go.jp))
・水質汚濁防止法:水素イオン濃度の項目、昭和45年12月25日法律第138号、最終改正:平成28年5月20日法律第47号
(e-Govウェブサイト(http://www.e-gov.go.jp))
使用する機械・工具