CSF工法

2020/09/07 更新
  • CSF工法
  • CSFショット工法

NETIS登録番号:SK-130009-A(旧登録)

概要

老朽化したモルタル、コンクリート吹付面、コンクリート受圧板の補修・補強技術

新規性

・既設モルタルまたはコンクリート面を撤去することなく既存面にコンクリート改質剤(反応型表面含浸材)を塗布し、既設モルタル中に残存する未水和セメント成分を活性化させ、安定したCSH結晶(C-S-Hゲル)を生成し、緻密化することで、既設構造物自体を改質。補強アンカーを打設(空隙部注入を兼ねる)し背面の地山との密着性を確保し、劣化状況に合わせて表層に防水性等に優れた美装材、またはひび割れ抑制効果が高い繊維補強モルタル吹付を施工することで背面地盤と一体になった構造物に改善した。

期待される効果

・既設モルタルまたはコンクリート面の劣化コンクリートの表面にコンクリート改質剤(反応型表面含浸材)を塗布することで表層部およびひび割れ部に浸透し、コンクリート中の未水和セメントやカルシウムと反応してCSH系結晶を生成させて微細な空隙を目づまりさせ、表層部を緻密化させ既設構造物自体を改質できるので、背面地山、既設面、新設面が一体となった法面保護工を再構築できる。
・既設モルタルまたはコンクリート面のはつり取り作業の工程がなく、仮囲い程度の防護柵での施工が可能なので、工期の短縮が図れ、作業員の安全性、第三者(通行人、通行車両)への負荷が軽減できる。
・コンクリート殻の処分が不要なので粉塵、産業廃棄物の発生を抑えられ、環境負荷が低減できる。
・新規造成されるポリマーセメントモルタル吹付面または繊維補強モルタル吹付面の表層にコンクリート改質剤(反応型表面含浸材)を塗布することで薄層の吹付工法のネックであった表層部の乾燥、収縮クラックの発生が軽減できる。
・新規造成されるポリマーセメント美装材吹付面または繊維補強モルタル吹付面表層にコンクリート改質剤(反応型表面含浸剤)を塗布する事で、表面透気係数が減少し、表面反発度係数は増加する。このように表層部が緻密化することで、雨水および各種劣化因子の侵入を抑制し、耐久性の向上を図ることができる。

適用条件

① 自然条件
・降雨時、強風時、厳寒期の吹付作業は避ける。
・繊維補強モルタル吹付工は、暑中、寒中施工を行う時は温度対策を行う必要がある。(日平均気温4℃~25℃を標準とする)
② 現場条件
(CSF工法)
・プラント設置スペース L=10m W=5m。
・法面下部スペース 施工延長 W=2m 。
(CSFショット工法)
・プラント設置スペース L=30m W=5m。
・法面下部スペース 施工延長 W=2m。
③ 技術提供可能地域
・全国。
④ 関係法令等
・特になし。

使用する機械・工具

  • 空気圧縮機
  • 電気ドリル
  • ミキサー
  • モルタル吹付機
  • 発動発電機

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
(株)総合開発
TEL
087-851-9031
企業情報
公式サイト

このカテゴリーでよく見られている工法