2液混合型けい酸塩系表面含浸材CS-21ビルダー
2025/11/14 更新従来技術
表面含浸工法(反応型けい酸塩系表面含浸工法)
新規性
● 2液別々の塗布ではなく、混合液を塗布。
● 混合直後は低粘度、浸透した空隙内でゲル化し、長期的に反応。
● 塗布前後の散水を伴う工程を削減。
● 混合直後は低粘度、浸透した空隙内でゲル化し、長期的に反応。
● 塗布前後の散水を伴う工程を削減。
期待される効果
・主剤はコンクリート中および助剤から補給されるカルシウム成分等と反応物(CSH結晶)を生成して微細空隙を充填し、助剤は経年と共に減少する水酸化カルシウムを補給する性能を有しており、材齢の古い既設コンクリート構造物の表面保護に適用可能。
・これら2液を混合した低粘度の液体材料をコンクリート表面から塗布することで、ひび割れ深部を含む表層部を緻密化させ、継続的に微細空隙を充填することにより、水や各種劣化因子の侵入を長期にわたり抑制し、かぶりコンクリートを健全に保つことができる。
・2液の混合から最大30時間(標準配合・20℃)低粘度の液体状態を保ち、その後、浸透した空隙内で急速にゲル化して滞留し、ゲル化後も主剤の反応は継続、時間経過と共に微細空隙の充填効果が高まる。(ゲル化時間は混合比の変更により調整可能。)
・本技術は、補助剤の塗布、散水を伴う工程を省略できるため、従来技術より83%の工期短縮が可能である。
・これら2液を混合した低粘度の液体材料をコンクリート表面から塗布することで、ひび割れ深部を含む表層部を緻密化させ、継続的に微細空隙を充填することにより、水や各種劣化因子の侵入を長期にわたり抑制し、かぶりコンクリートを健全に保つことができる。
・2液の混合から最大30時間(標準配合・20℃)低粘度の液体状態を保ち、その後、浸透した空隙内で急速にゲル化して滞留し、ゲル化後も主剤の反応は継続、時間経過と共に微細空隙の充填効果が高まる。(ゲル化時間は混合比の変更により調整可能。)
・本技術は、補助剤の塗布、散水を伴う工程を省略できるため、従来技術より83%の工期短縮が可能である。
適用条件
● セメント成分を含むコンクリート(モルタル)
● 中性化が進んだ既設コンクリート構造物。
● 微細ひび割れや打継目などで、劣化が進行した部分。
● 中性化が進んだ既設コンクリート構造物。
● 微細ひび割れや打継目などで、劣化が進行した部分。
活用効果
- 経済性
- 向上
- 品質
- 向上
- 施工性
- 向上
- 工程
- 短縮
- 安全性
- 同程度
- 周辺環境
- 向上
施工事例・施工実績
工事採用実績
- 国
- 14件
- 公
- 87件
- 民
- 13件
代表的な公共工事実績
| 工事名称 | 長崎地区水産物供給基盤機能保全工事(浮桟橋) |
|---|---|
| 施工場所 | 長崎県 |
| 対象工事の目的 | 長崎市に位置する水産物供給基盤施設(浮桟橋)の補修工事。竣工から20年以上が経過し、経年劣化により床版コンクリートにひび割れなどの変状が発生しており、機能保全のための補修工事を行った。 |
| 施工年度 | 2018年度 |
| 採用理由 | 当初設計の床版コンクリートを打換えから、営業を継続した状態での施工となり、ひび割れ注入と、 床版上面全体に微細ひび割れ補修と表面保護を兼ねた表面含浸工による耐久性向上(海水等の劣化因子侵入抑制)対策に設計変更。中性化の進行した既設コンクリートでの反応性を向上させた本材料の特徴が評価され、採用された。 |
| 施工後の評価 | 施工範囲を2分割し、工事中も船が接岸し荷卸できるスペースを確保した。また、施工箇所を早期に開放するため、標準工法では省略している材料塗布後の湿潤散水工程を追加し材料の浸透促進を図り、養生期間を短縮した。これらの対策により工期内に工事を完了した。施工後の再劣化等の報告はなく経過は良好である。 |
主な工事実績
| 発注者名 | 施工年度 | 工事名称 | 用途 |
|---|---|---|---|
| 岩手県県南広域振興局 | 2017年度 | 一般国道397号扇沼橋耐震補強工事 | 橋梁コンクリートの耐久性向上 |
| 北陸地方整備局長岡国道事務所 | 2018年度 | 長岡国道事務所管内構造物補修工事 | トンネルコンクリートの耐久性向上 |
| 中部地方整備局名古屋国道事務所 | 2018年度 | 道路橋りょう整備(交付)工事(橋梁補修)枝松橋 | 橋梁コンクリートの耐久性向上 |
| 中部地方整備局名古屋国道事務所 | 2019年度 | 平成30年度岡崎出張所管内橋梁補強補修工事 | 橋梁コンクリートの耐久性向上 |
| 中部地方整備局名古屋国道事務所 | 2019年度 | 令和元年度第三出張所管内南部橋梁補強補修工事 | 橋梁コンクリートの耐久性向上 |
| 中部地方整備局北勢国道事務所 | 2019年度 | 平成30年度 名阪国道亀山地区橋梁補修工事 | 橋梁コンクリートの耐久性向上 |
| 中部地方整備局高山国道事務所 | 2019年度 | 平成30年度高山管内道路施設整備工事 | 橋梁コンクリートの耐久性向上 |
| 静岡市建設局道路部 | 2019年度 | 令和元年度(主)富士富士宮由比線(牛沢橋)外1橋梁補修工事 | 橋梁コンクリートの耐久性向上 |
| 鹿児島市建設局道路部 | 2019年度 | 小松原地下道補修工事(その1) | 函渠コンクリートの耐久性向上 |
| みやこ町都市整備課 | 2019年度 | 村前橋橋梁補修工事 | 橋梁コンクリートの耐久性向上 |
提供可能地域
北海道 東北 関東 北陸 中部 近畿 中国 四国 九州 沖縄