新規性
・雨水の集排水路の管理を堆積物の処理と薬剤処理の事後対応から分別集水マットに変えた。
期待される効果
分別集水マットを敷設することにより、以下の効果が期待できる。
・堆積物処理費と薬剤処理経費が発生しないので経済性の向上が図れる。
・堆積物の処理工程と薬剤処理工程が発生しないので工程が単純化され向上が図れる。
・極細砂を越える堆積物もなく、薬剤を使用しないため排水の品質の向上が図れる。
・外気外水と極細でフィルタリング遮断され、堆積物となる各種ゴミがグレーチング上で確認できる為、事前処理が可能と成り、排水障害の一因や蚊の繁殖場所となる堆積で出来る水溜りが出来ず、安全性が向上が図れる。
・既存集排水製品の正確な寸法に合わせてプレカットした物を、敷設するため、誰でも安定した精度が得られ施工性の向上が図れる。
・新たな成虫の出入は出来ず、ボウフラも成長出来ず、繁殖が不可能となり、周辺の蚊の個体数が減るため、感染症拡散確率を減少させ周辺環境の向上が図れる。
適用条件
① 自然条件
・強風、雷雨、豪雨、台風など風と雨の日は施工不可。
② 現場条件
・敷設例:雨水桝300角1ヵ所+U字溝180充填用8mに1.5m×2.0m=3.0m2仕分けスペース必要。
・敷設例:軒樋135タイプ50m、軒樋は形状が複雑なためカールマットの横幅が僅かずつ違う為3.0m×3.0m=9.0m2仕分けスペース必要。
③ 技術提供可能地域
・豪雪地域以外。
④ 関係法令等
・下水道法施行令 (国土交通省)
(昭和三十四年四月二十二日政令第百四十七号)
・雨水の利用の推進に関する法律 (国土交通省)
(平成26年法律第17号)が平成26年5月1 日に施行