新規性
・表層直下のアスファルト混合物層を既設舗装と同等の舗装から振動減衰性能の高い特殊改質アスファルト混合物(ロードサスミックス)に変えた。
期待される効果
・振動減衰性能の高い特殊改質アスファルト混合物(ロードサスミックス)に変えたことにより、車両通行時に発生した振動エネルギーを吸収・減衰して道路交通振動を低減させるので、周辺環境への影響抑制、品質の向上が図れる。
適用条件
① 自然条件
・施工時の気温は5℃以上であることが望ましい。やむを得ず5℃以下の気温で舗設する場合は、所定の締固め度が得られることを確認したうえで舗設を行う。
② 現場条件
・現状舗装において、ひび割れ率が15%以下であること。
・舗装計画交通量に対する舗装厚さ(TA)が確保されていること。
・FWDによるたわみ量の調査で、たわみ量D0が許容たわみ量の基準値を満足していること。
・路床の推定CBRが3%以上であること。
・車輪通過部に人孔がないことが望ましいが、人孔がある場合には、人孔の高さを確認・調整し、表層施工時に段差を生じないように配慮すること。また、可能であれば後付けの人孔に変更するとよい。
・縦断勾配が10%以下であること。
・作業スペースは施工面積と同等。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・道路構造令(社団法人 日本道路協会、2011年11月)