新規性
・地形データを取得するレーザ・スキャナを、地上据え置きによる計測から、無人航空機(ドローン)に搭載した上空からの計測に変えた。
・地形計測データの解析処理を、PCによる後処理からライダー・SLAMによるリアルタイム処理に変えた。
期待される効果
・無人航空機による上空からの計測に変えたことにより、
1)広範囲に亘る計測が可能になり、複数の作業点の移動がなくなるため、省力化による施工性の向上、工程の短縮が図れ、経済性の向上が図れる。
2)計測時間が短縮するため、施工性の向上、工程の短縮が図れる。
3)人が立ち入ることが困難な場所において、上空から計測が可能となり、安全性の向上が図れる。
・ライダー・SLAMによるリアルタイム処理に変えたことにより、
1)取得データの現地確認が可能になり、計測漏れやデータ欠損による取り直し等の可能性が低減するため、省力化による施工性の向上が図れる。
2)飛行しながらリアルタイムにマッチング処理ができるため、計測データの合成・後解析処理が不要となり、工程の短縮が図れ、経済性が向上する。
適用条件
① 自然条件
・風速10m/s以下
・雨天などの悪天候時は計測不可
② 現場条件
・離着陸場所として2m×2m(4m²)程度の平地
③ 技術提供可能地域
・技術提供地域については制限無し
④ 関係法令等
・航空法(2019年改正、国土交通省航空局)
・航空法施行規則(2019年改正、国土交通省航空局)
・電波法(2019年改正、総務省総合通信基盤局)
・重要施設の周辺地域の上空における小型無人機等の飛行の禁止に関する法律(2019年改正、警視庁)