新規性
・接着剤を、毒物劇物指定有から毒物劇物指定無し(毒物劇物フリー)に変えた。
・接着剤塗布後の養生時間を、15分~30分であったのを不要に変えた。
・接着剤の接着性を、湿潤面非対応から湿潤面対応に変えた。
期待される効果
■安全
・毒物劇物フリーにしたことにより、作業員が毒物劇物に晒されることがなくなり、作業環境が向上し、安全性の向上が図られる。
■環境
・毒物劇物フリーにしたことにより、毒物及び劇物取締法の規制を受けることがなくなり、保管場所の環境の向上が図られる。
■施工性
・接着剤塗布後の養生時間をなしにできたことにより、接着剤側で全体の施工を待機させることがなくなり、施工性の向上が図られる。
・湿潤面対応を実現したことにより、下地湿潤でも施工が可能であり、天候による工程への影響の減少により、施工性の向上が図られる。
■品質
・湿潤面対応など、使用可能範囲を広げたので、品質の向上が図られる。
適用条件
① 自然条件
・降雨後は表面水、水たまりを除去すれば施工再開が可能である(乾燥させる必要がない)
・降雨中の施工は、コンクリートの品質に影響が出る可能性があるので不可とするが、コンクリートの品質に問題がないような降雨であれば、降雨中でも施工可能である。
・5℃未満では別途対策や検討を行ってから施工を行う。
② 現場条件
・必要な作業スペースは、新設・修繕とも施工の進行方向に当日の材料運搬車と作業車の置き場確保(随時移動する)、及び材料の運搬経路が必要である。
(施工開始位置から進行方向に幅3.0m以上、長さ50m以下での施工が可能)
・コンクリートの施工位置から10m~25m程度先行して接着剤の塗布施工をする必要がある。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・消防法(昭和23年7月24日 法律第186号、改正:平成26年6月13日 法律第69号、出典:総務省 電子政府の総合窓口e-Gov)-第1章、第2章、第3章
・消防法施行令(昭和36年3月25日 政令第37号、改正:平成27年3月6日 政令第68号、出典:総務省 電子政府の総合窓口e-Gov)-第1章、第2章第2節
使用する機械・工具
- エンジンブロア
- スプレーガン
- 発動発電機
- ハンドミキサー
- ブレーキ付き台車