新規性
・掘進機に電磁波を送受信するためのコイルを取り付けた。
・障害物の切削スピードを超低速で自動制御するために特殊伸縮管を取り付けた。
・特殊カッタービットを装備した。
・掘進機後方に薬液注入用の特殊注入管を配置した。
・切羽から人力(ガス切断機等)による障害物撤去を掘進機による切削除去とした。
期待される効果
・掘進機から電磁波を送受信することにより、障害物の位置を約2m手前から概略把握することができた。
・特殊伸縮管を取り付けることにより、超低速で切削スピードを自動制御することができた。
・特殊カッタービットを装備することにより、障害物を切削することができた。
・特殊注入管を配置することにより、掘進機内から薬液注入による地盤改良をすることができた。
・掘進機により障害物の切削作業を行うため、切羽での人力(ガス切断機等)による作業がなくなり安全性が向上した。
適用条件
① 自然条件(異常気象時の対策)
・地中掘進のため、天候による影響は少なく、異常気象発生時(台風やゲリラ豪雨などによる強雨)には安全施工技術指針に則り工事を中止する。
② 現場条件
・施工ヤード(プラントヤード含む)面積。
口径800mm~3000mmでプラントヤード面積170m2~450m2、作業ヤード4.24m2~16.04m2を必要とする。
なお、呼び径によるプラントヤード面積は以下のとおりである。
呼び径800~1100mmで170m2。
呼び径1200~1500mmで200m2。
呼び径1650~2200mmで250m2。
呼び径2400~2600mmで350~400m2。
呼び径2800~3000mmで400~450m2。
③ 技術提供可能地域
・日本全国技術提供可能。
④ 関係法令等
・道路法
・道路交通法
・道路運送法
・道路運搬車両法
・軌道法
・環境基本法
・大気汚染防止法
・騒音規制法
・水質汚濁防止法
・振動規制法
・土壌汚染対策法
使用する機械・工具
- 仮設備(支圧壁・クレーン設備等)
- 換気設備
- 推進水替設備
- 送排泥設備(高濃度泥水・排泥設備)
- 注入設備(滑剤等)
- 通信配線設備
- ミリングモール掘進機