新規性
・もたれ式擁壁の適用範囲をカバーする大型積ブロックを開発
・土圧条件に合わせ、控長を選定できるようにした
・大型化し、1㎡あたりの使用数を少なくした
・水平に設置すると全面勾配が1:0,5となるようにした
・胴込めコンクリート部の開口部を大きくした
・ブロックの表面を擬石模様とした
期待される効果
・5~15m程度の擁壁を大型ブロックで構築できるため、工期が短縮できる
・土圧等の外力に応じて控長を幅広いタイプから選択できるため、適用範囲が広がると同時に経済的である
・1個当たりの支配面積が大きいため、作業の効率化が図れる
・水平に設置するだけで前面勾配が1:0.5となるため、安全性の向上及び作業の効率化が図れる。加えて、基礎コンクリートの断面を小さくできる
・胴込めコンクリートの打設が容易となり、作業の効率化が図れる
・ブロック表面の擬石模様は、周囲の景観に調和する
適用条件
① 自然条件
・基礎地盤が安定している箇所
・多量の湧水等により、背後地山に地下水位が発生する恐れのない箇所
② 現場条件
・ブロックの控長が用地境界内に収まる程度の天端幅が必要
・所定のクレーンが搬入、作業ができるスペースが必要
・ブロックを仮置きするヤードが必要
③ 技術提供可能地域
・制限なし
④ 関係法令等
・各発注機関の大型ブロック積みに関する設計要領等による
・「道路土工擁壁工指針」、(社)日本道路協会 平成11年3月
使用する機械・工具