「垂直擁壁」ポラメッシュ 

2021/02/09 更新
  • ポーラスコンクリートブロック
  • ポーラスコンクリートブロック
  • 根石ブロック(基礎ブロック)
  • L型金網

NETIS登録番号:SK-090009-VE(旧登録)

概要

ポーラスコンクリートブロックと特殊金網とで構築される排水性に優れた垂直擁壁

新規性

・従来は水抜きパイプを設置して排水対策を施していたが、本技術ではポーラスコンクリートブロック・中詰石材・L型金網という透水性資材の組合せにより擁壁を構築する。
・従来は現場打ちコンクリートで築造していたが、本技術では基礎・本体共にプレキャスト製品とした。
・従来の断面形状はL型のみであったが、本技術では各型式の製品を組合わせて擁壁を構築する。
・各部材の質量を軽量化(最重量物:根石ブロック:676kg/個)することで、大型重機が不要となり施工性が向上した。
・本技術で、ポーラスコンクリートブロック部、L型金網部とも連結金具で左右上下連結するとともに、中詰め石材どうしのかみ合わせにより連結一体性の高い擁壁を構築することが可能になった。
・L型金網部は溶融亜鉛-10%アルミニウム合金先めっき溶接金網を使用。
・溶融亜鉛-10%アルミニウム合金先めっき溶接金網の主な特徴は、一般的に用いられている溶融亜鉛めっきに比べて、大気中や土中において優れた耐久性を有する。

期待される効果

・擁壁全体が優れた排水機能を有しているため、水抜きパイプ自体の設置手間が不要となり、パイプの目詰まりによる諸問題発生リスクを低減できる。
・基礎・本体共にプレキャスト製品とすることで、型枠製作・設置・撤去・コンクリート打設、養生工程が不要となり、工程を短縮できる。
・現地に応じた最適断面形状を構築することで、背面地山の掘削・埋戻量を削減することができる。
・底板から天端に向かって控え長さを大きくしていく逆台形擁壁が構築可能なため、切土擁壁を構築する際に背面地山の掘削量を削減でき、コスト縮減が期待できる。
・急な曲線施工も可能な構造であるため、現場合わせによる施工が必要とされる場所にも有効である。また曲線施工の際に施工が容易であり、出来形も美観に優れる。
・中詰材に小粒径の砕石等も使用可能な構造のため、再生クラッシャーラン等の再生材を利用したい現場に有効である。

適用条件

① 自然条件
・特になし。
② 現場条件
・ブロックを設置する際にクレーン(4.9t吊級)が必要となるため、このクレーンの作業スペース(旋回幅2.0~5.0m程度)及び搬入路(幅3.0m程度)が必要。
・擁壁面100m2当りに必要な資材置き場は5.0m×10.0m=50m2程度必要。
③ 技術提供可能地域
・地域限定(H23.3 現在、製造設備があり、販売可能な地域)。
・四国・近畿・中国・中部・九州・北陸・関東甲信越地方
④ 関係法令等
・特になし。

使用する機械・工具

  • トラッククレーン
  • バックホウ
  • プレートコンパクタ

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
(株)総合開発
TEL
087-851-9031
企業情報
公式サイト

このカテゴリーでよく見られている工法