新規性
・撹拌方式を、機械撹拌方式から、最大40MPa(噴射圧) 300L/分(噴射流量)の噴射撹拌と機械撹拌とを組み合わせる方式にした。
・ロッドを、通常型ロッドから、特殊スクリュ-型ロッドに改善し、オーガーを、通常型オーガーから、正転または逆転の切り替えを可能とする高出力特殊オーガーにして、特殊スクリュー型ロッドを正転逆転組合せて回転できるようにした。
期待される効果
■撹拌方式を、機械撹拌方式から、最大40MPa(噴射圧) 300L/分(噴射流量)の噴射撹拌と機械撹拌とを組み合わせる方式にしたことにより、以下の効果が期待できる。
・大径改良体を造成でき、工期が短縮し経済性が向上した。
・大径の柱状改良体ができ、基礎杭,土留め壁等と、密着施工ができ、一体化した改良体が得られ、品質が向上した。
・撹拌翼径以上の大径の改良径となり、施工により乱される削孔面積が、改良体面積以下となるため、施工機の足場を確保しやすく、安全性が向上した。
・撹拌翼径以上の大径の改良体となり、基礎杭,土留め壁等との密着施工には間詰め施工が不要となり、本工法の一工種でできるため、施工性が向上した。
■ロッドを、特殊スクリュー型ロッドに改善し、オーガーを、正転または逆転の切り替えを可能とする高出力特殊オーガーにして、特殊スクリュー型ロッドを正転逆転組合せて回転できるようにしたことにより、以下の効果が期待できる。
・排土量を調節して変位量を制御できるようになり、低変位施工ができるため、周辺環境への影響が抑制された。
適用条件
① 自然条件
・大雨、強風、大雪等の悪天候時は施工しないこと。
② 現場条件
・スラリープラント設置面積(施工機1台当たり)。
8m×27m≒220m2
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・廃棄物処理法(環境省、昭和45年12月)
・水質汚濁防止法(環境省、昭和45年12月)
・騒音規制法(環境省、昭和43年6月)
・振動規制法(環境省、昭和51年6月)
使用する機械・工具
- SDM-FitⅡ処理機
- スラリープラント
- バックホウ
- 発動発電機