新規性
分散剤を添加しないセメントスラリーから独自に開発された分散剤を添加したセメントスラリーに変えた。
期待される効果
・分散剤を添加することで、ソイルセメントスラリーの流動性が保持できることから攪拌精度が向上し、改良体の一軸圧縮強度のバラツキを抑えることが可能となり、品質が向上する。
・ソイルセメントスラリーの流動性が保持できることから攪拌時の抵抗が低減され、小型地盤改良機械で施工できるようになる。
・小型施工機械で施工できることで、以下の効果が生まれる。
1)機械回送費の低減と組立解体時間の短縮から、経済性が向上する。
2)組立解体時間の短縮と施工機械の機動性向上から、工程が短縮できる。
3)施工機械のリーダーが短くなるため機械の転倒の危険性が小さくなることから、安全性が向上する。
4)狭い作業スペースでも作業することが可能となることから、施工性が向上する。
適用条件
① 自然条件
・著しい風雨、降雪の場合は、作業を中止する。
② 現場条件
・地中障害物、産業廃棄物は撤去する。
・施工占有ヤード:約100㎡(打設時最小:約50㎡(7m×7m以上))。
・プラントヤード:約100㎡(サイロ不要の場合:50㎡(5m×9m以上))。
・施工機械のリーダー高さ(安全側に15m)+安全離隔距離(低高圧:2.0m)となる上空17m以内に架空線がある場合は、移設できること。
③ 技術提供可能地域
・技術提供可能地域については制限なし。
④ 関係法令等
・建築基準法第6条の1、18条の1、19条の2、86条、93条。
・建築基準法施行令第38条。
・国土交通省告示1113号(平成13年)。
・建設省告示1347号(平成12年)。