新規性
・超音波探傷で腐食位置を直接計測する方法から、渦流探傷で計測して埋設された範囲(地面より20mmまで)を非線形回帰分析で推定する方法に変えた。
・有資格者による超音波手探傷で計測する方法を、自動計測装置による渦流探傷で計測する方法に変えた。
期待される効果
・渦流探傷で計測して非線形回帰分析で推定する方法に変えたことにより、非接触で計測できるため、周囲の掘削、コンクリートのはつり作業および塗膜や浮きさびの除去とその復旧の工程を省略して推定できるようになり、交通規制をなくし、安全性、施工性の向上と周辺環境への影響抑制が図れる。
・自動計測装置による渦流探傷で計測する方法に変えたことにより、煩雑な作業工程を省略し、連続して計測したデータを自動で記録できるようになるため、経済性、品質と施工性の向上と工程の短縮が図れる。
適用条件
① 自然条件
・昼間、夜間ともに計測可能である。
・降雪、雨天の場合は作業不可。※小雨程度の降雨であれば測定機器に防水カバーをかけることで測定可能。
② 現場条件
・検査システム(※)を設置するため検査技術員2名が立ち入れるスペースが必要。※大きさが550×550×300mmで、重量が10kg程度の装置を1台セット、その他センサケーブルが付帯する。(全体として、検査延長×幅1m程度)
・交通量の多い場所では、安全確保のため、交通誘導員が必要。
・交通規制は不要。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・特になし。
使用する機械・工具