新規性
・作業員の手動操作による火力調整から、路面温度に応じて火力が変化する自動火力調整とした。また、作業員の目視による加熱状況の確認から、放射温度計を利用したモニタ表示による確認とした。
・放射温度計の設定上限値を超える温度を検出した場合、ヒータが自動失火する機能を付加した。
期待される効果
自動加熱制御装置を使用することで以下の向上が図れる。
・自動で適切な路面温度に加熱することが可能となり、またヒータ自動失火機能を付加したことで、過剰加熱による路面損傷の危険性がなくなり、品質が向上する。
・火力の調整が手動から自動となったため省力化が図れる。
適用条件
① 自然条件
・自動加熱制御装置の周囲温度が-10℃以下または55℃以上の時使用不可。
・降雨時は使用不可。
② 現場条件
・LPガスを燃料とするヒータを用いて、アスファルト舗装の路面加熱を行う現場。
設置スペース:横292mm×縦250mm×高さ152mm。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・300kg以上の貯蔵能力を持った液化石油ガスを取扱う際は「圧縮アセチレンガス等の貯蔵又は取扱いの開始届出書が必要」。
(消防法第九条の三・第一条の十・第九条の二第一項)
使用する機械・工具
- L型ジョイントヒータ
- アスファルトフィニッシャ
- 自動加熱制御装置
- タイヤローラ
- ロードローラ