新規性
・建設副産物である伐採材や伐根材などを、緑化用の植物生育基盤材として有効活用することが可能。
・伐採材や伐根材などの発生材は、発生した現場内もしくはその地域内での還元(有効利用)が可能。
・生育基盤材には植物系廃棄物(伐採材・伐根材)だけではなく、貝殻粉砕物や木炭などの利用も可能。
期待される効果
・従来の有機質系植生基材吹付工による緑化と同等の緑化特性。
・吹付時のリバウンドロス発生抑制と、未分解有機物を使用した際に生じやすい生育障害の回避。
・リサイクルによる廃棄物排出量の削減と環境負荷の低減。
適用条件
① 自然条件
・導入時期の発芽・生育適期に行うことが望ましい。
・夏期の高温・乾燥期や木本植物などが越冬に耐えられない時期は避ける。
・吹付作業が困難な降雨時の施工は避ける。
② 現場条件
・吹付機などの機材や資材の搬入が可能であること。
・現場内堆肥化の場合、堆肥化(堆肥化物1,000m3)に必要な必要なヤード(1,000m2程度)を確保できること。
・土砂から硬岩、切土法面および盛土法面に適用できる。
③ 技術提供可能地域
・主材料となる伐採材・伐根材などの入手が可能であれば制限なし。
④ 関係法令等
・グリーン購入法特定調達品目(伐採材又は建設発生土を用いた法面緑化工法)
・土壌の汚染に係わる環境基準(平成3年8月23日環境庁告示第46号、平成6年2月21日一部改正環境庁告示第25号)
・建設工事に係わる資材の再資源化等に関する法律(平成14年1月23日一部改正)
・廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部を改正する法律(平成4年7月4日施工)
使用する機械・工具
- エコリサイクルミキサー
- 空気圧縮機
- グラウトポンプ
- グラウトミキサー
- バックホウ
- 発電機
- 吹付機
- 木質系粉砕処理機
- 揚水ポンプ