新規性
・横引きゲートの開閉装置の動力源を、手動や電動から、ガス圧に改善。
・構造・構成をシンプルし、予備電源装置付き電動式開閉装置よりコストダウンに成功。
・従来外部から商用電源を引き込んでいたが、制御に必要な電源は太陽光発電などにより発電・蓄電し、供給。
・従来、制御盤や発電機などの機器はゲート周辺に設置していたが、本装置は機器を全て扉体内部に収納。
・横引きゲートの開閉速度は10m/min程度で、従来の開閉装置の半分以下の時間で開閉が可能。
期待される効果
・ガス圧により駆動し、制御電源は蓄電池より供給されるので、商用電源などの外部電源の有無にかかわらず、横引きゲートの開閉動作が可能。
・制御電源は太陽光発電などにより発電・蓄電し供給されるので、商用電源が不要となり、ランニングコスト低減化。
・扉体の昇降、走行、締付が自動で行われるため、自動で横引きゲートを閉鎖が可能。
・挟み込み防止センサーが付いており、安全に横引きゲートを閉鎖が可能。
・予備電源装置付き電動式開閉装置より安価に設置することができる。
・既設横引きゲートに取り付ける事も出来るため、従来手動で開閉していた横引きゲートや商用電源を取りづらい箇所の横引きゲートなども自動化が可能。
・携帯電話や無線による遠隔操作にも対応しており、非常時には離れた場所からの操作が可能で、例えば無線であれば条件により2~3km程の遠隔操作が可能。
・本装置では24Vの電源しか使用していない為、漏電の場合でも感電事故は発生せず、安全性が向上する。
・装置は扉体内部に組み込まれるため、設置個所周辺に制御盤や発電機などの機器を設置する用地を確保する必要が無く、用地取得に要する費用と時間が短縮できる。
適用条件
① 自然条件
・問わない。但し、極寒冷地に於いては一部装置の変更が必要である。
② 現場条件
・ガスボンベの運搬が可能な場所であること。
・扉体内部・上部に機器を設置するため、新規スペースは不要である。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・日本工業規格
・ダム・堰施設技術基準
・水門鉄管技術基準
使用する機械・工具