新規性
・人力のレバー操作による自重降下に加えて、遠隔操作で自重降下が行えるように変えた(遠隔操作対応操作盤及び停電時のバックアップ電源はオプション)。
・人力による手動ハンドル操作に加えて、市販の電動工具(インパクトレンチ)による開操作が行えるように変えた。
・オプションで自重降下と電動操作を併用した水門閉鎖フロー(高速下降システム)に対応した。
期待される効果
・遠隔操作で自重降下が行えるように変えたことで、停電時にバックアップ電源(発電機またはUPS(無停電電源装置))で、現地に行かず遠隔で短時間(降下速度3m/min程度)に水門を閉鎖することができる(水門操作員の人命確保)。
・市販の電動工具による開操作が行えるように変えたことで、津波など大規模災害による長期停電時でも複数ある水門の開操作(内水排除)を短期間で行うことができる(二次災害防止)。
・オプションで高速下降システムに対応することで、確実な全閉停止や自重降下不能時のバックアップ操作を自動で行うことができる(確実な水門閉鎖)。
適用条件
① 自然条件
・大気温-10℃~50℃
・湿度85%RH以下(結露なきこと)
② 現場条件
・従来技術と同様。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・河川管理施設等構造令
使用する機械・工具
- UPS(無停電電源装置)
- インパクトレンチ
- 機側操作盤(屋外用自立型)
- 高速下降システム制御BOX
- トラッククレーン(現地条件対応)
- 発動発電機