新規性
・従来のマイクロバスのような大型車から一般車両にシステム搭載した車両の小型化。
・従来は、昼夜のいずれかのみの計測車両だったが、新技術では、昼夜共に路面性状調査を実施できる。
・従来は、IRIの計測する変位計は別であったが、新技術では変位計を路面性状車両に装着しIRI(クラス2)の計測が同時に可能となった。
・従来は、位置情報などは精密に取得していなかったが、新技術では、高精度GNSS計測を用いることで位置精度の向上(劣化箇所の的確な把握)を実現。
・従来手法のアナログの測定方式からデジタルに変更。
期待される効果
・車両サイズの小型化により従来の計測車両での走行が困難な箇所における計測可能範囲の拡大
・画像処理やレーザー取得に関する調整を自動化することにより、計測オペレータ人員を1名に低減化
・高精度GNSS測位およびIMUにより位置精度が向上し、そこより算出される3次元距離計測の精度向上
・全周囲カメラや固定カメラの同時計測により舗装部以外での現地道路空間情報(施設ほか)の取得
・レーザスキャナによって道路の3次元データを計測
・全周囲カメラによる周囲状況360度の確認
・車両の小型化により幅員1.8m以上の道路における計測が可能
・車両の小型化および処理の自動化によって2名体制での測定が可能
適用条件
① 自然条件
・一般的な測量機器が使用できる天候。カメラ画像が必須の場合は雨天は計測不能
・レーザー計測のみが必要であれば夜間、小雨(路面が湿潤状態はNG)でも計測可能
・レーザーの動作条件:-10℃~+40℃、レーザーデータのデータ保存条件:-20℃~+50℃
② 現場条件
・特になし
③ 技術提供可能地域
・技術提供地域について制限はなし
④ 関係法令等
・測量法(H23.6)
・地理空間情報活用推進基本法(H19.5)
・道路交通法(H29.3)