通風遮断養生エアー式バルーン

2021/07/01 更新
  • 隔壁バルーン(坑口への設置例)

NETIS登録番号:HK-100007-VE(旧登録)

概要

坑口や坑内にエアー式バルーン隔壁を設けることでコンクリートの養生環境を向上させる技術。

新規性

坑口もしくは坑内に隔壁をもうけることにより、若材令時のコンクリート強度発現の向上を確認した製品は「隔壁バルーン」が初めてである。

期待される効果

・坑口付近(東京都内1月)に設置した供試体の強度試験で、およそ3倍(材令24時間)の向上が確認されている。トンネルでは通常20数時間の養生の後に脱型するので、若材令時の強度発現の向上は、脱型をスムーズにする。またひび割れの一因である極度な乾燥状態を緩和する。初期養生の段階で膨張材を使用するよりも、湿度の向上が、収縮ひずみを抑制することを確認している。
・製品は主にエアー式バルーンで構成されるため、設置は極めて容易である。3名の人員で約4時間で設置が可能。
・基本的な養生環境を向上させる製品のため、台車を用いて覆工コンクリート面を一時的に覆う養生や、薬剤を塗布する養生との併用も可能。

適用条件

① 自然条件
・特に影響なし。
② 現場条件
・施工ヤードとして10m×15mを確保できるトンネル工事現場である。設置は吹き付け面、覆工面のいずれか、または両断面に対応した設計が可能。
③ 技術提供可能地域
・全国に提供可能。
④ 関係法令等
・特になし。

使用する機械・工具

  • 高所作業車
  • 送風機
  • トラックレール
  • ハンマードリル
  • 保護具

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
(株)東宏
TEL
011-792-3000
企業情報
公式サイト

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