蛍光X線分析によるコンクリート塩分濃度調査工法

2024/08/30 更新
  • 蛍光X線分析法と拡張現実技術による表面塩分濃度のスクリーニング概要
  • 新技術導入効果写真

NETIS登録番号:TH-220006-A

概要

蛍光X線分析によるコンクリート塩分濃度調査工法は、コンクリート塩分濃度測定前の段階で、あらかじめ測定対象のコンクリート表面に座標割付し、基準位置座標マーカーをコンクリート表面に貼り付けるだけでウェアラブルグラス(Microsoft HoloLens 2)上からの位置座標投影が可能となり、従来のチョーキング作業が不要になる。

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新規性

・塩分濃度測定方法について、従来のドリル削孔と化学分析の組み合わせから蛍光X線分析法に変えた。
・塩分濃度測定予定場所の明示手段について、従来のチョーキングからウェアラブルグラスによる拡張現実に変えた。
・蛍光X線分析法によるコンクリート塩分濃度測定結果をウェアラブルグラス上でヒートマップ表示し、コンクリート塩分濃度の分布が一目で可視化できる。

期待される効果

・従来技術では削孔で得られた資料をもとに分析していたため塩分濃度測定結果が得られるまで約1ヵ月を要したが、新技術では塩分濃度測定法を蛍光X線分析法に変えたことで、測定日当日中に測定結果が得られ、工期の短縮が可能となり、かつコスト削減が可能となった。
・ドリル削孔を必要としないため、粉塵の飛散が無くなり作業環境の改善に繋がった。また、埋め戻し作業も不要となるため、施工性向上に繋がった。
・塩分濃度測定予定場所の明示手段をウェアラブルグラスによる拡張現実に変えたことで、測定予定箇所それぞれにおける位置情報が即時得られ、塩分濃度測定作業効率が向上した。

適用条件

測定対象物については制限なし。
① 自然条件
<使用する機器について>
コンクリート塩分濃度調査を行う上で、以下の条件を避けること。
1.周囲温度範囲として、-10~40℃の範囲を超える様な場合
2.降雨時
3.湿気の影響を受ける恐れがある場合
4.砂埃の影響を受ける恐れがある場合

② 現場条件
<使用する機器について>
コンクリート塩分濃度調査を行う上で、以下の条件を避けること。
1.水蒸気・油煙・薬品・腐食性ガス・可燃製ガス等が滞留又は、飛散の影響を受ける恐れがある場合
2.粉塵の影響を受ける恐れがある場合
3.近辺で火気が使用される場合
4.近辺で強磁界・強電界・高周波ノイズを発生する機器が使用される場合
5.振動や衝撃が加わる可能性がある場合

施工事例・施工実績

工事採用実績

1件
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施工手順

カタログ

カタログPDF

会社情報

会社名
(株)XMAT(クロスマテリアル)
TEL
022-765-6109
企業情報
公式サイト

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