パイプ傾斜計(Dr.Clip)

2024/08/27 更新
  • パイプ傾斜計(Dr.Clip)部材・構造
  • パイプ傾斜計とパイプ歪計との比較データ
  • データ整理例

NETIS登録番号:HK-200004-A

概要

地すべり地等の斜面危険箇所や切土法面工等において、任意の深度まで埋設設置し、地中の傾斜を計測する機器である。地中の変動位置(深度)や変動方向の確認、変位量を算出する

新規性

1.挿入式孔内傾斜計では地下水計測をおこなう場合には、別途観測孔が必要であるが、パイプ傾斜計は計測するセンサ部をパイプ側面に装着できるように薄型にすることで、パイプ内空を確保し、地下水位計等の他計測機器を挿入できる空間を設けたことである。
2.データロガーをセンサ設置箇所近くに設け任意の時間間隔での連続したデータを自動記録できるようにした。
3.パイプ式歪計では各センサからケーブルが出ているが、パイプ傾斜計ではセンサ30基まで1本のケーブルで数珠つなぎにした。

期待される効果

1.パイプの構造を変えたことにより、同じ観測孔で地中傾斜および地下水観測をおこなえることからコストの削減が期待できる。
2.連続したデータを自動記録できるので、他の計測データとの相関がとりやすい。
3.ケーブルの本数が減ったことにより設置時の作業効率が期待できる。

適用条件

①自然条件
使用温度範囲:-10℃~+50℃
耐水:水深80m程度
データロガーにおいては結露しないこと
②現場条件
電源:DC12V(ソーラー電源が望ましい)
設置:ボーリング削孔径φ86mm以上
③技術提供可能地域
制限なし
④関係法令等
特になし

施工事例・施工実績

工事採用実績

2件
3件
7件

施工手順

会社情報

会社名
明治コンサルタント(株)
TEL
011-552-0122
企業情報
公式サイト

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