新規性
・外来種ではなく、施工地域固有の自生あるいは潜在している植物で緑化することができる。
・植栽物を保護する静砂垣や、防砂ネットなどの地上構造物を設置する工法から、マット状の植生基盤を埋設し、地上構造物を不要とした。
期待される効果
・掘削した箇所にマット状の植生基盤(1m四方)を市松張りにして埋戻しするのみであること、かつ、面倒な静砂垣の編込作業等が不要なことから、施工性が単純であり、静砂 垣+砂草植生工法に比べ施工性が向上する。
・外来種苗を用いないため、地域固有の在来植物中心の植生を形成できる。
・マットで適切な基盤環境を整えることにより、早期緑化が可能となる。
・はまみどり工法により形成された植生は、従来工法によって形成された植生よりも地上部及び根系部ともに植被率が高いため、砂浜安定化と飛砂防止効果の向上が期待さ れる。
・はまみどりマット内には、キノコ菌床と人工腐植含有資材を使用することで、国内産の有機物資源のリサイクルが促進できる。
適用条件
① 自然条件
・特になし。
② 現場条件
・大型トラック(幅2.5m、全長12m)が進入できる資材ヤードがあること。
・ストックヤードの広さは、1000m2分のマット(500枚)で6×6m程度の約36m2必要(5段積みの場合)。
・床掘り用の掘削機械(BH0.6m3)、及び不整地運搬車の進入路確保。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・特になし。
使用する機械・工具