新規性
・従来の等高線図作成時には航空レーザー測量等で取得した膨大な量の数値地形データの内、所定の等高線間隔を表現するのに必要な一部の地形データしか使わない。
・本技術では、数値地形データの全てを解析に使い、そのまま地形表現するため、取得したデータを最大限活用できる。
・等高線という「線」で表現していた地形を、「赤色の彩度と明度」を使って「面」で表現した。
・2枚の空中写真を使って地形立体視していたが、1枚の画像で地形が立体的に見えるようにした。
期待される効果
・全ての数値地形データを使う方法に変えたことにより、地形の細かな凹凸が見えるようになり、実際の現地の地形状況を見た目どおりに表現できるようになった。
・地形を面で表現することにより、等高線と等高線の間の地形をも表現できるようになり、実際の現地の地形状況を見た目どおりに表現できるようになった。
・1枚の画像で地形が立体的に見えるようになり、地形判読した結果を作成した画像に直接書き込めるようになったことにより、空中写真で地形判読した結果を等高線図に移写するときに起きていたミスがなくなり、品質向上につながった。
適用条件
① 自然条件
・自然条件については制約なし。
・本技術は室内机上における電算処理システム(PC等)を使った作業になるため、外部環境には依存しない。
② 現場条件
・電算処理システム(PC等)、電源、プログラムがあれば本技術の作業を行うことができる。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・技術を適用する数値標高データ等の使用に関する関係法令(例:測量法(昭和24年法律第188号)のうち測量作業規程等)について、個別に対応する。