新規性
従来技術では別途必要とした地中レーダ探査前の測線設定作業による測位を、ネットワーク型RTK-GNSSを利用した測位方法に変えた。
期待される効果
・正確な位置情報を得ることができるようになり、従来以上に稠密な測定が可能となるため、探査対象物の検出精度が向上し品質の向上が図れる。
・標高を含む正確な位置情報を得ることができるようになり、地形補正が可能となるため、探査対象物の検出精度が向上し品質の向上が図れる。
・従来技術では二次元探査が主流であったが三次元探査が可能となり、探査結果の解釈が容易になるため品質の向上が図れる。
・稠密測定が可能となったため、埋設物探査では埋設管の連続性が明瞭になり、探査結果の解釈が容易になるため品質の向上が図れます。
・位置情報が地中レーダ探査結果と自動的に関連づけられるようになり、測線設定の必要がなくなり測線設定に関わる作業がなくなるため、施工性が向上。また、工程が短縮し人件費が抑えられ、経済性が向上。
・測線設定の必要がなくなり測線設定に関わる作業がなくなるため、交通規制を行う場合、規制日数が短縮され安全性が向上。
適用条件
① 自然条件
・気温:-10~50度の範囲。
・豪雨時は測定不可。
② 現場条件
・地中レーダアンテナを搭載した4輪カートが走行できる作業スペースを確保できること。(幅61.7×長さ100×高さ102.4cm以上)
・探査対象エリアの上空がひらけており、GNSSの衛星が捕捉できること。
・人が4輪のカートを押して歩ける程度(法面であれば傾斜22°以下)の起伏。
・探査対象エリアが広範囲に冠水、もしくは積雪していないこと。
③ 技術提供可能地域
・技術提供可能地域については制限なし。
④ 関係法令等
・特になし。