ストロンガー工法

2024/08/30 更新
  • かさ上げタイプ(50kJタイプ)
  • 補強タイプ(120kJタイプ)

NETIS登録番号:HR-140004-A(旧登録)

概要

落石防護柵全体の変形性能を高める部材を取り付けることで、構成部全体で「H鋼式落石防護柵の吸収エネルギーを高める工法」。

新規性

既設のH鋼式落石防護柵の吸収エネルギーが不足する場合の修復工法は、既設のH鋼式落石防護柵の撤去と新たにH鋼サイズを大きくした落石防護柵を再設置する工法から、既設のH鋼式落石防護柵を利用し、補強部材を取り付ける補強工法とした。
ストロンガー工法は、下記の部材を取り付けることで落石防護柵全体の変形性能を高めて、構成部材全体で「H鋼式落石防護柵の吸収エネルギーを高める」工法である。
(a)支柱のねじれを拘束する部材
・H鋼は落石防護柵方向に脆弱なため、ねじれ座屈対策として、支柱のねじれを拘束する。
(b)高強度ワイヤ金網(3本より線)
・通常の菱形金網より破断荷重が大きく、変形能力も大きいため、エネルギー吸収能力を高める。
(c)緩衝装置
・所定荷重でブレーキがかかる構造であり、ワイヤロープを破断させず、エネルギー吸収能力を高める。
(d)高強度ワイヤ金網(3本より線)と結合ロープとらせんロープの緊結
・最上段および最下段のワイヤロープを高強度ワイヤ金網に緊結して、落石捕捉時の捕捉面積の減少を抑える。
(e)端末支柱の補強
・端末のH鋼は落石防護柵方向に脆弱なため、端部補強することで端末支柱の局部座屈を防止する。

期待される効果

・既設のH鋼式落石防護柵の撤去が不要で、また、新たな落石防護柵の設置等が不要なため工程が短縮され、経済性が向上する。
・組立は、既設のH鋼式落石防護柵に工場製品を取付けするのみで、施工性が向上するほか、交通規制期間が短縮するので周辺交通に対する影響が低減される。

適用条件

① 自然条件
・特になし
② 現場条件
・部材重量30kgの資材が搬入できること
・資材保管スペースが確保できること(2m×3m程度)
③ 技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし
④ 関係法令等
・特になし

使用する機械・工具

  • ホイールクレーン

施工事例・施工実績

工事採用実績

1件
16件
1件

施工手順

会社情報

会社名
(株)ビーセーフ
TEL
0763-22-7835
企業情報
公式サイト

特集

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