新規性
・門型で底無しの自由勾配側溝を、上部の門型と下部のU型に分割した構造にした。
・高さの異なる2種類の上部ブロックと6種類の下部ブロックを組合せ、側溝深さ300mm~1100mmまで自在に設定できるようにした。
・蓋版をなくした。
・下部ブロック同士はバール等で押し寄せる工法、上部ブロック同士はボルトで引き寄せ連結する工法、下部ブロックと上部ブロックは専用のプレートをボルトで固定して連結する工法にした。
・上下ブロック間と隣合うブロック間に止水パッキンを設けた。
・天端勾配が6%で片勾配の街渠型と、天端勾配が6%で両勾配のV形にした。また、V形には1%勾配の製品も揃えた。
期待される効果
・上部の門型と下部のU型を組み合わせて使用するため、側溝深さが1,000mmの時でも上部ブロックが490㎏、下部ブロックが557㎏と製品単体としての重量が軽くなり扱いやすくなった。
・側溝深さが深い時は上部ブロックを背の高い上部45にすることで、従来の門型側溝と比較してインバートコンクリートの打設面、左官仕上げ面等を浅くできる(側溝深さが1000mmの時、打設面,左官仕上げ面が約550mm浅くできる)。そのため、インバートコンクリートに関連する作業の省力化がより一層図れる。
・インバートコンクリート投入面をフルオープンにでき、また左官仕上げ面も浅くできる(側溝深さが1000mmの時、左官仕上げ面が約550mm浅くできる)ため作業員が管内に入ることがなく作業環境の改善が図れる。
・蓋版がなく、下部ブロックと上部ブロックを専用のプレートでボルト固定して連結しているため、施工後のガタツキ騒音を解消し、割れ・欠けなどの外観不良も予防する。
・ブロック間の止水パッキンにより止水性が確保される。
適用条件
① 自然条件
・降雨、降雪、強風時などで作業に支障をきたす場合は、施工を行わない。
② 現場条件
・作業スペースは幅12m×長さ12m=144m2
③ 技術提供可能地域
・日本全国技術提供可能。
④ 関係法令等
・特になし。
使用する機械・工具