新規性
・人的な測量作業から、GPS/GNSS自動計測に変えた。
・スポット的な測量体制から、監視センターを活用した連続計測監視体制に変えた。
・測量結果の整理から、クラウド上の専用WEBサイトによる計測データ管理に変えた。
期待される効果
1.GPS/GNSS自動計測に変えたことにより、
・人的な測量作業にかかるコストを縮減することが可能となり、経済性の向上が図れる。
・悪天候などの気象条件に左右されず、安定した連続計測が可能となり、品質の向上が図れる。
・時系列統計処理(トレンドモデル)による誤差処理が可能となり、最高で±1~1.5mm程度の精度で三次元の変位検出が可能となり、品質の向上が図れる。
・不動点を1㎞程度まで遠方に設置することが可能となり(従来技術は計測点の近傍に設置必要)、施工性の向上が図れる。
・人的な測量作業にかかる時間を短縮することが可能となり、工程の短縮が図れる。
2.監視センターを活用した連続計測監視体制に変えたことにより、変位発生有無や機器ヘルスチェックを常時行うことが可能となることで、管理者への異常通報の迅速化が可能となり、安全性の向上が図れる。
3.クラウド上の専用WEBサイトによる計測データ管理に変えたことにより、関係者間のリアルタイムな情報共有が可能となり、施工性の向上が図れる。
適用条件
① 自然条件
・雨天でも適用可能(防塵防水性能:保護等級 IPX5であるため)
・適用温度範囲は-20℃~+60℃の範囲内
② 現場条件
・GPS/GNSS衛星からの電波が常に4個以上受信できる上空視界を確保出来ること(上空視界を遮蔽する建物や樹木の近くを避ける)
・不動性のある地盤等に基準点を設置出来ること(計測点から概ね1㎞程度の範囲内)
・GPS/GNSS受信機の設置スペースは、1測点あたり1m×1m(1m2)程度必要
③ 技術提供可能地域
・技術提供可能地域については制限なし
④ 関係法令等
・特になし